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ECコラム

ネットショップに興味はあるけど何から取り組めば良いか分からない方、ネットショップで販路拡大を考えている方向けにECに関するノウハウや最新情報を発信していきます。

入口となる商品の特徴と作り方のコツ

2023/06/09 最終更新日・2023/06/20
※最終更新日時点の記事です

入口となる商品の重要性 

 健康食品や化粧品などリピート通販で"お試し品"として格安提供されるものを入口商品と呼ぶことが多いですが、ここでは、全てのショップに共通して最初に購入しやすい商品=入口商品の方の意味で使わせていただきます。

 例えば、ECサイトの立ち上げ初期に、仕入れ、オリジナル含め合計400の商品を掲載したとして、どれも均等に買ってもらうのは難しいことや広告費用も相当かかります。そこで、最初に購入してもらいやすい商品に絞り込み、商品のページ構成、集客方法などを重点的にブラッシュアップしていくと、入口商品が毎月一定量売れて、新規顧客を獲得することができ、その後はリピーターが別商品を購入してくれて売上が積み重なっていくという流れが作れます。入口商品は、初期のショップを成長させるためにとても重要な要素です。

 また、入口商品を売りやすくするために単純に値下げだけしても、その後のリピートに繋がらないことがあるため、入口商品は、その商品自体リピート性があるものか、別の商品も続けて買ってもらいやすいものか、どちらかの必要性はあります。

 
ネットショップで売れやすい商品の特徴

 物販系分野のEC市場規模としては、下記の表1のようになり、EC化率はカテゴリによって大きく異なります 。EC化率が高い市場のパイは大きい一方で競争は激しく、逆にEC化率が低い市場の競合は少ないが、そもそもECで買ってもらうよりリアル店舗で買うメリットが大きいと言えます。

                             表1 物販系分野の BtoC-EC 市場規模
 出典:経済産業省:令和3年度電子商取引に関する市場調査報告書(https://www.meti.go.jp/press/2022/08/20220812005/20220812005-h.pdf



ショップの成長のために、入口となる商品を作る(もしくは仕入れる)として、どのような特徴をおさえればよいのか、表2に8つの特徴を挙げていきます。

                 表2 入口となる商品の8つの特徴