本文へ移動

ebiz 中小企業のためのEC活用支援
ポータルサイト【ebiz】

ここから本文です
ECコラム

ネットショップに興味はあるけど何から取り組めば良いか分からない方、ネットショップで販路拡大を考えている方向けにECに関するノウハウや最新情報を発信していきます。

お客様と直接つながる!LINEをそのままECショップにする方法

2024/10/10 最終更新日・2024/10/17
※最終更新日時点の記事です
 今、実店舗で商品を販売されている方がECにも販路を拡大しようとした場合、楽天市場やAmazonなどのモールで販売するか、WEB上に自社のECサイトを立ち上げるかで悩まれる方が多いと思います。このコラムでは、皆さんにも馴染みの深いLINEをECサイトとして活用する方法をお伝えします。


●LINEのビジネス活用

LINEは多くの人が利用するSNSで、その利用者は月間9,700万人ともいわれています(2024年3月末時点/LINE調べ)。一般的に利用されている、個人間でのメッセージのやり取り以外のサービスとして、企業が活用するLINE公式アカウントがあります。LINE公式アカウントを企業が開設すると、お客様にともだち追加をしてもらうことで、お店からのお知らせやクーポンなどを使った販売促進に活用することができます。LINEは送信した日の開封率が8割に上るといわれており(LINE調べ)、お客様に読んで欲しいメッセージが伝わりやすいのが特長です。お客様とのコミュニケーションとして既に利用しているお店も多いのではないでしょうか。
これまでは、LINE公式アカウントをECに活用するには、メッセージやプロフィール画面から、別に構築したECサイトにリンクしてもらいユーザー登録をしてもらい・・というステップを踏む必要がありました。ECでは、画面が遷移するごとに購入率が低下する傾向があります。せっかく商品に興味を持っても、すぐに購入ができないと熱が冷めてしまいますよね。逆にいうと、ECではお客様の購入時のストレスを減らすことで売上を増やすチャンスが広がるのです。


●LINEとカートが直結した、シームレスな購入体験

LINE公式アカウントとカート(買い物カゴ)が直接繋がったら、高い開封率を活かしてもっとお客様に購入して頂く機会を増やせそうです。LINEのトーク画面上で商品を選び、決済まで完結することで、お客様はストレスなく買い物をすることができます。また、LINEは10代から60代まで幅広い年代に広く使われているサービスです。中でも、今までメールマガジンなど他のツールではなかなか情報を届けることができなかった若者層と、コミュニケーションを取りながら商品の販売に繋げることも可能になるかもしれません。
そんなLINE上でのシームレスな購入体験を実現するサービスが、2022年10月にリリースされ、既に700社の企業への導入実績があるAtouch(アタッチ)です。このサービスは、中小機構が連携するEC活用支援パートナー企業の一つである、IRISデータラボ株式会社により提供されています。
参考:EC活用支援パートナー企業紹介-IRISデータラボ株式会社


●LINEが簡単にECショップに
 
Atouchは、多彩な商品登録機能、在庫管理機能をはじめECに必要な機能を備えているので、今までECに関心があっても費用や技術的、時間的な制約で始めることができなかった方もすぐに始めることができるサービスです。特に、LINE上でのお客様からの問い合わせに対応したり、顧客リストを自社で保有して販売促進につなげたりといった、お客様とより深いコミュニケーションを取りながら自社のファンを増やしていく、ECならではの活動に手軽に取り組むことが可能になります。
さらに、今、ECでは若年層を中心に動画を活用した商品紹介を販売に繋げる手法が注目されていますが、Atouchではスマートフォンで撮影・編集・商品タグ付けが可能な“触れるショート動画”機能も搭載しており、商品の魅力を存分に伝えることができます。お客様はショート動画で気になる商品をタップするとLINEのトーク画面に遷移して、簡単に注文手続きを進めることができます。(図1)
 
 
図1 おすすめ商品画面


「動画活用ワクワクデー」ではLINEをECショップにするサービスを詳しく紹介!

 中小機構では、ECに取り組む事業者をサポートするために、様々なテーマでセミナー企画「EC活用チャレンジ企画」を実施しています。この秋には、「動画活用ワクワクデー」と称し、直感的に商品の良さを伝える動画の活用をテーマに一日集中でセミナーを予定しています。中小機構が連携するEC活用支援パートナー企業の登壇を数多く予定しており、今回ご紹介したAtouchのサービスを提供するIRISデータラボ株式会社もその一つです。IRISデータラボ株式会社が登壇するコーナー「LINE公式アカウント活用術」では今回ご紹介したサービスAtouchを詳しくご紹介するとともに、ご参加いただいた方には、通常は契約後に有料で行っているミーティングを無料でご提供する特典もあります。(特典の条件は当日イベント内でご確認ください)

今は実店舗だけで行っているビジネスをECにも広げていきたい、またはECを使ってこれから海外での販売にも挑戦してみたいという方を応援するコンテンツをたくさん用意してお待ちしていますので、ぜひこの機会にご参加ください。

★越境&国内EC担当者必見!「動画活用ワクワクデー」

■日時 2024年10月29日(火曜)10:00~15:30
■参加費:無料
■申込み受付締切:2024年10月28日(月曜)
※はじめてお申し込みの方は、「お客様情報登録」(無料)が必要です。
■会場 オンライン(お好きなプログラムを選んでご参加いただけます)
■定員 500名 
詳しい内容と申し込みはこちらから
(チラシPDF)ダウンロード


 ●オンラインでもオフラインでも大切にしたい「接客
 

今回はLINE公式アカウントを活用したECについてお伝えしましたが、他のECサイトやモールとの違いは、ご存知のように顧客もしくは顧客見込み客が「自発的に登録している状態」からスタートしているところでしょう。お客様の顔やニーズを思い浮かべながら接客するつもりで運営することが大切だと思われます。LINE公式アカウントを使っている皆様の中には、習い事やオンラインサロンのように無形の会費や月謝を商品としている方、サブスクリプションなどの課金モデルで販売されている方もいるでしょう。今後、LINEのEC化に取り組まれたとしても、競合と差別化してリピートしていただけるかは、利便性(使いやすさ)、タイムリーな情報、オンラインならではの接客(ファンの獲得)が求められるのではないでしょうか。
 
ECポケットガイドのバナーを閉じる
ECポケットガイドを開く