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事例集

世界中に離散している名曲、名演奏、名録音の貴重なマスターテープをソフト化して世界へお届け(平成29年度モール活用型ECマーケティング支援事業)

企業名:
株式会社ステレオサウンド
代表者:
原田知幸
事業内容:
オーディオ雑誌の発行、レコード、CD、音楽ファイルの制作、販売
Web サイト:
https://online.stereosound.co.jp/company

企業紹介

・所在地:東京都
・資本金:1800万円
・従業員:45名

越境ECに取り組んだきっかけ

当該企業では、これまで日本国内の音楽愛好家、あるいはオーディオ愛好家に向けて、良質な音楽ソフト(アナログレコード、CDなど)を制作してきた。当該企業制作の音楽ソフトは、世界中に離散している名曲、名演奏、名録音とされるオリジナル素材(マスターテープ)を探し出し、その内容を余すことなくソフト化したもので、こうして制作された商品は、日本国内のみならず、世界中の方々にとってもたいへん貴重、かつ文化的意義の深い存在であり、その国際的な流通が切望されている。当該企業では、この貴重な音楽ソフトを世界中の音楽愛好家、オーディオ愛好家にお届けできるよう、越境ECに取り組むことにした。

海外で想定される強み

海外でも国内同様に編集前のマスターテープからオリジナル音源で聞きたいという確かな需要がある。また、当社が扱っている楽曲はクラシックが多く、人気アーティストの楽曲や楽団の音源を扱っていることも強み。

自社のリアルでの強み

名曲、名演奏、名録音のマスターテープを編集せずにそのままパッケージソフト化したものを提供することで、生音(生のコンサート会場で聞く音に限りなく近い)を自宅で聞くことが出来るため、音楽(音)へのこだわりが強い消費者のニーズを捉えている。これらの良い状態のマスターテープを発掘するところから制作を始めている。商品は当該企業のネームバリューと実績などもあり、音楽愛好家の間で好評。また季刊「ステレオサウンド」の長年の読者がいることも強みとなっている。

越境ECの計画(補助事業申請時)・実績

【計画】

<海外経験>



<取扱商品>

アナログレコード・スーパーオーディオCD・ハイレゾ音楽ファイル・雑誌

<主なターゲット国>

イギリス

<ターゲット>

‐心に訴えかける本当の音楽を求める、40〜60代男性
‐著名な演奏家、作曲家など、音楽文化の継承、発展を担う職業的音楽家、音楽関係者
‐一般のあるいは音楽鑑賞に強いこだわりを持った音楽愛好家、再生音質の品位を追求するオーディオ愛好家

<出店サイト>

モール出店(Amazon.com)

<プロモーション方法>

(代理店の有無:有)
‐Amazon Marketing Services(ヘッドライン広告、スポンサープロダクト広告)
(代理店の有無:無)
‐ Facebook、Twitter、YouTube(取り扱う商品の説明、制作風景、こだわりなどの紹介、推薦者コメントの掲載)

<運営体制>

モール運営:アウトソーシング
商品管理:アウトソーシング
顧客対応:アウトソーシング‐メール対応

<発送方法>

現地倉庫経由モデル

【実績】

<出店サイト>

URL:
https://www.amazon.com/s?me=AJ35JUYWTLV13&marketplaceID=ATVPDKIKX0DER

<出店開始>

2018年12月

越境ECの課題・対策

<越境EC出店時>

国内ECで販売していた商品画像を越境ECにも使用しようとしたが、画像内に日本語があったため為、海外用に修正が必要であった。また、音楽メディアを販売する為にAmazonで許認可が必要であった。これら2点の課題はあったが、支援事業者のアドバイスを受け、対応した。

<越境EC運営時>

越境EC専任のスタッフが現在社内にいないことから、サイトの構成や商品ページ等の細かな作り込みや、在庫の補充、購入者に対するフォローアップなどが出来ていないのが課題。越境ECの売上がまだ大きくないのでこれまで専任スタッフを置くことが難しかったが、今後海外マーケットにも注力してい行きたいと考えている。社内にノウハウのある人材がいないため、専門の外注先へ越境ECの運営を委託することを検討している。また、在庫切れ商品については現在補充手続き中で、もうすぐ在庫を補充できる予定である。
認知拡大については、2019年6月頃から広告を実施することを検討中で、これによりサイトのアクセスと売上の増加を目指す。

今後の越境ECの方針

越境ECサイト、及び、個別商品ページの作り込みを実施しつつ、これまで同様にマスターテープからのオリジナル音源、特にクラシック系の商材のラインナップを更に増やしていく。元々国内自社ECサイトには香港からの受注が多く、中国や欧州からの受注は多くなかった。そのため今後は欧米のマーケットでの受注を伸ばしていきたい。欧米マーケットについてはAmazonが主な販売ルートとなると考えており、1~2年くらいテスト的に販売を行う。その結果として欧米での受注が伸びず、やはり需要のメインはアジアであると判断された場合は、欧米から撤退するという選択肢も視野に入れている。
専門家:岡田昇


平成29年度モール活用型ECマーケティング支援事業とは
モール活用型ECマーケティング支援事業では、中小企業者のEU加盟国への販路開拓の取り組みを支援するため、「越境ECモールへの出店にかかる費用等の補助」、「越境EC専門家によるアドバイス」、「特設サイト及び現地店舗を活用したテストマーケティングイベントの開催」などのサービスを提供しました。