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事例集

日本のハイクオリティなバーツールを独自の手法で展開(平成27年度中小企業越境ECマーケティング支援事業)

企業名:
株式会社北澤企画事務所
代表者:
松渕健二
事業内容:
バーツールの小売業
Web サイト:
https://www.bar-times.com/

企業紹介

・所在地:東京都
・資本金:1000万円 
・従業員:5名

越境ECに取り組んだきっかけ

日本製のバーツールやグラスは、海外でも非常に評価が高く、それを欲している顧客が海外に多数存在すると感じたため。 また、海外に対して宣伝をしていないにも関わらず、実店舗への外国人来店が多く、商機があると判断したため。

海外で想定される強み

メディア「バータイムズ」(BARに関するwebサイト、Facebook日本人フォロワー9万人以上、雑誌等も出版している)は英語でも情報発信しており、Facebookの外国人フォロワーも多く、海外の方も多数認知している。また、海外で日本人のバーテンダーが活躍していることもあり、日本製のバーツールは主に流通しているアメリカ、ロシア製のものよりハイクオリティという認識が世界的にあり、需要がある。(実店舗に来店される外国人は、日本でバーツールを購入するよう知人から依頼されているケースも多い。)その他にも、検索上位に表示されるようキーワード設定を行っており、SEO対策が万全なのも強み。

自社のリアルでの強み

 「バータイムズ」というメディアを持っており、国内のバー業界で知名度が高い。また、バーツール取り扱いの実店舗で当該企業程の品ぞろえの競合他社が非常に少ない。銀座という立地により外国人の流入も多く、免税店である為、外国人が買い物しやすい。(売上の3割程度は外国人)

日本製のバーツールは外国製にはない丁寧な仕上げがされており、バー業界でも好評価で需要がある。うるし塗りや江戸切子など、オリジナル商品も扱っており米、中で商標登録済み。アイディアがあれば新商品として工場に依頼できるパイプがあるのも強み。

越境ECの計画(補助事業申請時)・実績

【計画】

<海外経験>



<取扱商品>

シェーカー・アイスピック・グラス類など

<主なターゲット国>

アメリカ、オーストラリア、シンガポール

<ターゲット>

‐プロバーテンダーおよびお酒の愛好家(使用する道具にこだわりを持つ層)

<出店サイト>

独自ドメイン出店

<プロモーション方法>

(代理店の有無:無)
‐Facebook(バナー広告、商品の投稿)
‐自社メディア(商品の紹介)

<運営体制>

モール運営:自社2名(専任)
商品管理:自社2名(専任)
顧客対応:自社2名‐メール対応

<発送方法>

直送モデル(サービス名:EMS)

【実績】 

<出店サイト>

URL:
https://bar-times-store.tokyo/

<出店開始>

2016年8月

越境ECの課題・対策

<越境EC出店時>

モール出店も検討しているが、配送料、出品手数料などからどの程度利益が出るのか、判断できず、また他商品と価格競争もできないため行っていない。

<越境EC運営時>

現状は顧客にバータイムズなどのメディアを何らかの機会に知ってもらい、見てもらって購入してもらうという受動的な形であり、費用などの観点から広告で直接売り込む能動的な施策を行っていない。今後は広告やSNSなどを活用して、認知の拡大を目指す。
国内ECサイト(EC-CUBEがベースのカゴラボ)と海外ECサイト(Magentoのver1)の連動性が悪く、帳票の出力や、在庫管理などが課題。在庫管理は店舗とECで在庫のシステム連携が取れておらず、それぞれのデータをもとにExcel(スプレッドシート)に手打ちで反映している。その後国内、越境それぞれのECサイトの在庫数に反映しているため、ミスが多く運営上のロスが多い。その為、今後、システム改築をしたい。
現状EC担当従業員は2名、アルバイトが3名(勤務不定期)の計5名(店舗の運営もあるため、1.8人/日程度)しかいない。また、英語での意思疎通がある程度のレベルでしかできない。越境ECを運営する為の英語が出来る社内人材の確保を検討している。
壊れやすい商品も多く、更に商品ラインナップが多い為(1000SKU程度) 、モールへの出店(出品)を考えた場合、どの商品を出品すべきか判断できないのが課題。どの商品が海外で需要があるか見極めるためにテストマーケティングを行うか検討中。
また、上記の課題に対して、越境ECの利幅が必ずしも大きいわけでもなく、グラスを除いて商品の回転率も高くないため、販路開拓、販促、ツールやシステムの導入などに対して積極的な投資が出来ないのが課題。

今後の越境ECの方針

基本的には現状のまま続けていくが、利益が出る見込みがあれば、ECモールへの出店も行いたいと考えている。また、更なる認知の拡大を目指し、広告、SNSなどの活用も今後検討していきたい。商品ラインナップが多いので、どの商品が海外に於いて需要があるのか見極めるためのテストマーケティングについても検討したい。元々マーケットがある欧米に加えて、今後成長していくアジアマーケットでも積極的に販売も視野に入れている。自社の在庫管理システムも現状では効率が悪いため、改善もしたい。
専門家:岡田昇


平成27年度中小企業越境ECマーケティング支援事業とは
環太平洋パートナーシップ協定交渉参加国を主たる対象として新たに越境ECサイトを出店または構築する中小企業者に対して、「越境ECサイト出店・制作費用(越境ECサイト出店初期費用、越境ECサイト制作費、翻訳費、コンテンツ制作費)や越境ECサイトプロモーション費用の補助」、「越境EC専門家によるアドバイス」、「現地テストマーケティング(シンガポール、米国(ニューヨーク))、イベントの開催」などのサービスを提供しました。