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事例集

海外の子どもたちにもランドセルを持ってもらいたい!

企業名:
株式会社バッグのあつた
代表者:
熱田陽子
事業内容:
鞄全般の専門店
Web サイト:
https://www.atsuta-bag.com/

企業紹介

創業から86年。鞄、ハンドバッグ、スーツケースなど鞄全般を扱う専門店です。
昨今では、ランドセルを中心とした atsuta kids garden という入学準備に特化した専門店を福岡にオープン。

越境 EC を始めようと思ったきっかけ

ランドセルという日本文化を知れば知るほど海外でも通用する利便性と昨今著しいファッション性の高さを海外にも伝えたいと以前から思っていました。また、国内出生率が 下がる中、国内生産のランドセル存続のためにはマーケッ トを広げていかなくてはいけないことも事実です。 実際、幸いにも国内で催事やイベントを行ったときや、SNS 等からも海外のお客様から問い合わせも多くご興味を持 たれているお声を数多くいただいておりましたので好感触 は抱いておりました。ただ、価格が中々海外のマーケット には合わないのが現状でした。 今回、国内サイズ変更のためのマークダウンを機にやってみよう!と思ったのがきっかけとなりました。

実際に始めてみて難しかったこと

日本からの移住者や転勤族が多いことを理由に、今回の対象国にシンガポールを選びました。ところが、シンガポールではランドセルの認知はまるでなく、マーケットを育てて いくことからのスタートでした。 0スタートのマーケットを開発することに対してどのようにマーケットを作り育てていくのか、どうすればこれまで私たちがランドセルに対し備えた固定概念を捨て、現地の方に 理解していただければ良いのかを考え作り上げることが難かしいと感じました。 また、そのマーケットを育ていくには時間もお金もかかることを実感いたしました。

本事業で良かった点・改善要望点

越境ECを取り組むにあたり、言葉の壁や現地通貨の問題等がそれほど難しい壁ではないことがわかったことが何より良かったと思います。
また、今回の取り組み以降、海外からのお客様からのご質問やリクエストに対し敏速にお応えできる環境が整ったことが営業上で良かった点です。海外のお客様からのお問い合わせが増えており、手応えはかんじております。
改善要望点におきましては、越境ECの2回のセミナーを終えてからの補助金申請までの時間的余裕がなく、短時間でのやり取りの中、計画変更を余儀なくすることが発生してしまったのかなと感じました。

お客様の反応・成果・手ごたえ

お客様の反応は確実に上がってきていることを感じますが、成果に繋がっているかというとまだまだ道半ばといったところです。。海外のお客様からのお問い合わせが増えており、手応えは感じております。

専門家の意見

想いも行動も一貫した海外展開する中小企業の模範事例

海外の寝具売り場を実際に自分の目で見る現場主義、モノづくりを真摯に長年取り組まれてきたからこそ見える海外展開 への想いとコンセプト、壁に当たりながらも前に進む行動力、そのどれもがこれから海外展開を考えられる中小企業様の模 範になると感じました。そして長期的視野から取り組まれているのも素晴らしい視点だと思います。

( 専門家: 村田 )

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