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ebiz 中小企業のためのEC活用支援
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事例集

売るだけではない!大手ECサイトを商品価値とニーズを知る指針に(中小機構のEC活用支援事例)

企業名:
株式会社アドフェッション
代表者:
上瀬 正洋
事業内容:
各種印刷(オンデマンドバリアブル、平版、輪転、シール)、グラフィックデザイン、Webデザイン、イラスト
Web サイト:
https://www.adfession.com/

企業紹介

所在地:大阪府大阪市北区東天満2-5-20 古林ビル2F
従業員数:2名
資本金:300万円

モール活用型ECマーケティング支援事業(中小機構のEC活用支援)に出品した成果をお聞きしました。
事業の詳細は以下をご参考ください。

はじめに


企業パンフレットやチラシなど紙媒体の印刷やデザインを主な事業とする株式会社アドフェッション。大阪を中心に順調に売上げを伸ばしてきましたが、得意先の事情や環境の変化などに左右されがちなことに危機感を抱き、2017年からオリジナルグッズを開発し、ハンドメイドマーケットでの販売をスタートさせました。そんななか、新型コロナウイルスの感染拡大により、本業である印刷業の売り上げが大幅に減少することに。
オリジナルグッズ販売のために自社サイトを立ち上げ、EC事業を強化しようとチャレンジを続ける代表取締役社長の上瀬正洋氏にお話を伺いました。

商品名:封筒貯金 hucho(フーチョ)


12枚の糊付き・窓付き封筒を綴じ、月ごとに封筒で貯金ができるアイデア商品。廃棄される窓付き封筒の再利用を考えたことから誕生した。窓付きなので、中身が確認できて貯金のモチベーションが上がると好評。「旅行貯金」や「欲しいもの貯金」など目的ごとに楽しみながら貯められると、幅広い世代に支持された。実用新案登録済。

この事業に応募したきっかけを教えてください。

当社は企業のイベントやセミナーで使用するポスターやチラシ、飲食店の販促物などの印刷やデザインを主な事業としていますが、新型コロナウイルスの感染予防のための自粛などで発注が激減しました。同時にテレワーク推奨に伴うデジタル化で、書類や封筒をはじめとする紙類の削減も痛手となりました。コロナ禍以前から紙の需要が減少していくことを危惧し、雑貨や文具などのオリジナルグッズの開発を手掛け、ハンドメイドマーケットや自社サイトで販売し始めましたが、なかなか売り上げにつながらないことが課題でした。訴求力や認知度を上げる方法を学びたいと同時に、今回出品した「封筒貯金 hucho」が市場で受け入れられる商品なのかを確認したいと思い、「いいものエール」への参加を決めました。

この事業のどんな点に魅力を感じましたか。

大手ECモールの認知力・集客力を存分に活用できることです。「封筒貯金 hucho」は自信作なのですが、中小企業では広告を出すことも難しく、発信力も欠けるため、なかなか認知されませんでした。大手ECモールへ出店すれば、多くの人の目に止まり、本当によい商品なのか、消費者に受け入れられるのかを確かめることが可能です。初期費用もなく気軽に大手ECモールに出品できる「いいものエール」は、当社のような中小企業がテストマーケティングをできる最適の場だと感謝しています。そのため、売り上げよりも商品が消費者に求められているかを知るためのチャレンジだったのですが、結果として売り上げにもつながり、「封筒貯金hucho」は幅広い世代に受け入れられる商品である、と自信もつきました。

EC事業とこれまでの事業で大きく異なることはありますか?

消費者と直接取引をするECでの小売業と法人間で取引をするビジネスで大きく異なるのは、何か不手際があった際に関係修復をすることが難しいことです。互いの顔が見えないことからの誤解などでトラブルへと発展し、場合によってはレビューに低い評価を書き込まれてしまいます。そのレビューを読んだ他の消費者が購入を躊躇すれば、商機を失うことにもつながります。逆に、顔の見えない売り手から商品を購入する消費者の不安も理解できます。互いの顔が見えないゆえ、購入前はもとより購入後もより真摯な対応が求められるのだと痛感しています。BtoB事業以上に、信用や信頼が求められるのかもしれません。


いいものエールのフォロー体制はいかがでしたか?

購入からトラブル対応まで、すべて「いいものエール」の事務局で担っていただけるので、出品者は非常に手間がかからないと感じました。万が一トラブルが発生しても、こまめに連絡や報告をしてくれ、最適な方法を相談できるので、EC事業やBtoC事業に不慣れな我々でも安心して出品することができました。

今後の展望について教えてください。

今回、3つのECモールに出品して、それぞれの特徴を実感することができました。そのなかから、「封筒貯金 hucho」との相性がよいと感じたECモールには引き続き出店していく予定です。並行して、ハンドメイドマーケットへの出店も継続していきます。理由は、個人間で密なやりとりをする特徴があるため、商品に対する率直なご意見等がいただけるからです。自社サイトでも販売をしていきますが、やはり大手ECモールは集客力や訴求力は絶大なので、売り上げ面では頼っていきたいと思います。とはいえ自社サイトは、ブランドイメージを担う場として必要なので大切に育てていきたいです。そのためにもオリジナルグッズの開発を進め、商品数を増やすことも今後の課題のひとつです。


(参考)モール活用型ECマーケティング支援事業(令和2年度~令和4年度実施)

 新型コロナウイルス感染症拡大により業績に影響を受け、非対面型販売に積極的に取り組もうとする中小企業者を対象に、堅調に拡大するEC市場への参入を支援するために措置された事業です。月額の出品費用などを中小機構が負担し、費用負担は売り上げに応じたECモール手数料及び商品代金の振込手数料のみで、ECモールへの出品を経験することができます。 
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