事例集
サイトデザインと独自レシピでワインビネガーの魅力を訴求
- 企業名:
- アサヤ食品株式会社
- 代表者:
- 杉山 弘子
- 事業内容:
- 業務用ワインビネガーの製造 、ワインビネガーの製造・販売 、ワインビネガー関連商品の企画・製造 、国産・輸入ワインの卸販売
- Web サイト:
- http://asayavinegar.shop16.makeshop.jp/
ECを始めようと思ったきっかけ
新たなブランド創設に際し、ネットショップを立ち上げ
新たなブランド(Asaya Vinegar)を創設し、商品を販売するにあたり、自社店舗が無かった事もあり、以前はホームページからメールフォームで販売を行っておりました。その為、ご注文をいただいた後は、決済のやり取りや、ご注文の確認など業務負担が大きかったです。また、決済方法が郵便振込か銀行振込だけだったので、カード決済や代金引換決済も導入したいと思っておりました。
今後、より多くのお客様への認知や、業務効率を上げる為にも、ネットショップを活用したいと思っており、丁度いいタイミングで助成金のお話を聞き、ネットショップを開設する事が出来ました。
ECに取り組む上で工夫した点
オリジナルレシピを掲載し、購買につながる
”こだわり”の写真を掲載
”こだわり”の写真を掲載
初期に制作してもらったデザインが、当社のイメージに合わなかった為、自社でデザイナーを探し、ブランド感を崩さないように、ヘッダーバナーやファーストビューなど変更を行いました。
ネットショップを立ち上げた後に、当社がTVに取材されました。その放映後、商品ページに画面キャプチャーなどを入れ、実際に放映された商品である事のアピールと、番組を見られていない方へも、興味関心を持ってもらえるような、ページのブラッシュアップを行いました。
また、商品を使った料理レシピを掲載し、購買につなげる工夫を行いました。料理の撮影についても、小物の配置や光の当て方等を工夫しました。
実際に取り組んでみて難しかった点
膨大な事務作業に苦戦、業務の効率化が課題
当社を取材いただいたテレビの放送日が決まっており、当日に間に合わす為に、新商品の容器の調達や商品の撮影、サイトの作成など非常に短い期間で行いましたが、なんとか間に合う事が出来ました。その苦労の結果、放送後はネットショップから1,000個近いオーダーをいただきました。
課題としては、予約注文商品だった為、急な出荷対応はありませんでしたが、納期の連絡メールや送り状の発行、納品書など、システムが繋がっていないので、送り状発行用の住所入力業務や、伝票発行など時間が掛かりました。スタッフも少ない為、もっと効率化ができるのであればシステム化を行いたいです。
今後の方針
自社で出来る集客として、ブログの戦略的な活用を考えております。まずは、ターゲットに沿ったカテゴリーを作り、それに基づいたキーワードを紐づけて、お客様の為になる情報を書きつつ、SEOとしても有効なコンテンツ作りを行う予定です。
新たなECの販路として、Amazonへの出店も検討します。また、現在Makeshopでの自社サイト構築をしておりますが、デザイン性やコスト感を踏まえ、別サービスに乗り換える事も検討しています。
新たなECの販路として、Amazonへの出店も検討します。また、現在Makeshopでの自社サイト構築をしておりますが、デザイン性やコスト感を踏まえ、別サービスに乗り換える事も検討しています。
専門家の意見
ネットショップで大きな付加価値が出せる
製造までの苦労、写真映えするパッケージの工夫、国内唯一のワインビネガー専門の製造企業としての強みがあり、ネットショップで丁寧な説明をする事によって、何倍もの付加価値が出せる企業様と思いました。またネットショップ開設前に、実店舗が無い分、よりブランディングを重視されており、ロゴや写真のクリエイティブ、しずる感など、徹底的にこだわった結果、ネットショップにも効果的に活用されておりました。
商品自体のポテンシャルが、まだまだ一般の方には伝わっていない為、今後、メディアやSNS、口コミによって、新たな市場開拓が期待できる商材だと思いました。
課題としては、社内リソース不足による販路拡大のスピードや対応、受注後の伝票発行、納品書発行、一括メール送信などの業務効率化が必要と思いました。
( 専門家: 高杉 )