事例集

日本の枕で世界を眠らせたい。MAKURA≠ PILLOW

企業名:
株式会社Kitamura Japan
代表者:
北村圭介
事業内容:
枕の企画製造販売
Web サイト:
https://ohayo-kitamura.com/?_ga=2.18155516.474293743.1558675269-845681918.1558675269

企業紹介

1923年創業の、老舗のまくらメーカー。
【元気な「おはよう!」を創る】を経営理念に掲げ、日本から世界中の人々に快適な睡眠、そして、目覚めを提供しています。
2016年グッドデザイン賞受賞。

越境ECを始めようと思ったきっかけ

海外の寝具の売り場を3年かけて、15か国以上実際に見て回りましたが、当社のような商品は皆無であり、そこに大きな市場があると感じたからです。
世界中にあるピローは、四角く、柔らかいクッション性の高いものがほとんどで、それはベッドメイキングのためにデコラティブなものである必要があったり、ベッド上で読書やテレビやネットをしたりするという欧米の文化に寄与しています。一方、我々の開発した枕は、頭部や首をバランスよく支え、寝返りの時の動きがスムーズいくように設計されています。つまり、「眠るために作られた道具」なのです。
ぜひ海外の方にもMAKURAを知ってもらうチャンスを探していましたが、インターネットがこれほど普及してきている中で、まずはそのEC市場から参入していこうという経営的判断から始めたいと思いました。世界的にも睡眠不足などによる経済損失は社会問題になっていますが、日本で培ってきた経験と技術を生かし、我々がそれらの改善に貢献できると信じています。

実際に始めてみて難しかったこと

日本語の意味を単純に英語に訳せば海外の方へ商品の良さが伝わるわけではないと思います。その点、デザインなどの見せ方や言葉の選び方は、ある程度、現地の考え方で行わなければなりません。写真や動画も必要になりますが、これらブランディングの側面については非常にハードルが高いでしょう。
またプライシングは非常に重要であり、経営判断が難しい部分。物流コストや、関税や為替の影響など、総合的に見積もる必要がある。当然、あまり高く設定しては買い手がつかない。これからも試行錯誤をしていくことになると思います。
単純にいい商品を作ればいいということではないし、売り場があれば勝手に売れるわけではないので、正直、まだまだコストがかかると予想されます。

本事業で良かった点・改善要望点

導入までのサポート体制はよかったと思います。セミナーなどにもいくつか参加させていただきましたが、情報力に長けたエキスパートが多く、大変実のある実践的な話が聞けました。
改善点としては、スケジュール感です。もっとじっくり作り込める時間がほしい。事務局の方もとてもバタバタされており、大変だったのではとお察しします。

お客様の反応・成果・手ごたえ

正直、まだありません。しかし、フェイスブック上では、有名ブロガーに紹介してもらい、8000件を超える「いいね!」が付きました。これから制作会社とタッグを組んで、SEO対策やプロモーションも適宜トライします。まずはアクセスをしっかり稼いで、知名度を上げ、実売につなげていきたいと思います。

専門家の意見

想いも行動も一貫した海外展開する中小企業の模範事例

海外の寝具売り場を実際に自分の目で見る現場主義、モノづくりを真摯に長年取り組まれてきたからこそ見える海外展開への想いとコンセプト、壁に当たりながらも前に進む行動力、そのどれもがこれから海外展開を考えられる中小企業様の模範になると感じました。そして長期的視野から取り組まれているのも素晴らしい視点だと思います。

(専門家: 村田)