ハバナデー
~愛犬家のためのドッグフード専門店~

ハバナデー
キーワード専門店
差別化犬に関する情報の提供
集客ブログ・SNS
ターゲット全国の愛犬家
特徴複数のブログを使った情報発信
実店舗あり
出店タイプ独自ドメイン⇒モール出店

地元仙台に戻って開業したペットショップ

ハバナデーという店名は、英語の「Have a nice day」からとったもので、仙台にあるペットショップと同店が運営するネットショップのどちらも同じ名前がつけられている。

店主の岡崎氏は、地元仙台の広告代理店を経て、同じく仙台にある飲食系のフランチャイズ本部に転職し、マーケティングの仕事を行っていた。ところが、東京転勤を命じられ、慣れない満員電車での通勤で体調を崩してしまった。そんな時に、「降りてきた」というのが、ペットショップの経営だった。自営業だった父は、宮城県の田舎で、家畜をたくさん飼っていた。牛、豚、馬、鶏、家鴨、犬、猫に囲まれていた生活が心に浮かび、これしかないとひらめいた。

決断してからの行動は素早かった。まずは、当時住んでいた千葉県のペット同好会の勉強会に参加。さらに都内のペットショップ店で修業させてもらう。この準備期間中に、粗悪なドッグフードが愛犬家の間で問題視されるようになっているというニュースを耳にしたことをきっかけに、プレミアムドッグフードと呼ばれる良質な材料にこだわった安心・安全なドッグフードを世に広めることに使命を感じるようにもなった。やがて「ペットといる生活をデザイン」というコンセプトを固め、2002年3月、仙台市太白区にペットショップ店を開業した。


セミナーの開催と手作りチラシの配布で固定客を集める

こうしてオープンさせたペットショップは、生体(犬)と犬の関連グッズ、そしてプレミアムドッグフードを販売する、犬にこだわった店舗となった。最初は全くの無名だったし、一般的なドッグフードの10倍もの価格がするプレミアムドッグフードの認知度も低かった。そこで、ドッグフードのメーカーを講師に招いたセミナーを店内で開催し、プレミアムフードの良さを理解してもらうとともに、お店のPRを進めていった。その結果、7回の開催で延べ200名の参加者を集めることに成功。さらには広告代理店時代のノウハウを活かし、犬に関する豊富な情報を盛り込んだチラシを作成し、半径2㎞圏内に配布するなどの地道な取り組みも続けることで、次第に地元での知名度も上がり、固定客も増えていった。


セミナー受講をきっかけにはじめたネットショップ

2004年に仙台市の外郭団体が開催したセミナーに参加したことが、ネットショップ開店のきっかけになった。最初は販売促進のヒントを得るために参加したのだったが、インターネットについて学ぶうち、プレミアムドッグフードの良さを全国に広めるための情報発信手段として使えるのではないかと感じた。また、自分には関係がないと思っていたネットショップも、取引している地元仙台の卸売会社は、毎日きめ細かに配送してくれるため、在庫を持たずに販売できることから可能性を感じるようになった。その後、セミナーの参加者12名でネットショップの勉強会を自主的に開催することになったことで、仲間から勇気をもらい、取り組む決意が固まった。そこで、2005年にブログを開設、翌年の2006年には念願のプレミアムフードのみを扱うネットショップを開設した。


新サービスの提供と店舗移転

ところが、プレミアムドッグフードの重要性が認知されるとともに、実店舗の競合が激しくなっていく。何とか売上を確保しようと、仙台の店舗では、トリミングのサービスを開始するなど業容を広げていった。そのような中、10周年を迎えようとしていた矢先の2011年3月に東日本大震災が発生し、店舗にも被害が及んだ。ちょうどトリミング用の設備を整えたいと考えていたところでもあったので、同じ区内にある大型ショッピングセンターの隣接地に移転を決断。さらに、新たに第一種動物取扱業の保管区分の登録も行い、ペットホテルも始めた。はじめは夫婦二人で始めたペットショップであったが、今ではスタッフを2名雇い、ペットに関する様々なサービスを提供している。


ブログを使った集客

今でもインターネットを使った情報発信に力を入れており、現在のブログの数は大小含めると11にも及ぶ。店頭では、お客様である愛犬家との触れ合いを通じて毎日貴重な情報がたくさん得られる。こうした情報を提供することで、店頭に来られない全国のたくさんの愛犬家とコミュニケーションがとれると考えた。また、愛犬家は仲間同士の交流が盛んなため、実店舗もネットも口コミが命と考える。実際、ECサイト上に犬のごはんの量の相談コーナーを設けているが、そこへの相談がフレンチブルドックばかりが続いたこともあった。ネットショップへの流入もブログからが多くなっている。

ブログはほぼ毎日投稿し、以前はメルマガも週に2回配信を続けていたが、代理店出身ということもあって文面にこだわるあまり深夜まで作業が続いた。その反面、プレゼント提供などで苦労してアドレスを集めてもメルマガは読まれないことも多く、情報発信手段としての価値が薄れてきたと感じた。そこで、メルマガはやめ、かわりにフェイスブックなどのSNSを開始している。また、webサイトやブログでは、画像も重要であるため、セミナーなどに参加しながら写真撮影の技術も磨き、見た目にもこだわっている。


サイトの維持の難しさからモールへの出店を決断

webサイトの構築については、勉強会の仲間の企業にネットショップを立ち上げて成功していた方がいたので、その社員にドメインの取得から実際のサイトの立ち上げまで手伝ってもらうことができた。ところが、このサイトは、Dreamweaverというソフトを使用して作りこんだものだったので、ソフトのバージョンアップに伴い自分で操作できなくなり、ページの改訂のためには外注が必要となってしまった。そこで、ページの構築が簡単なYahoo!ショッピングに新たに出店することを決め、立ち上げの最終段階に入っている。

ペットに好かれるお店を目指して

ネットショップの悩みは、実店舗と違って、固定客を作ることが難しいことである。仙台は転勤族が多い。そのため、実店舗の固定客が転勤後にネットショップから購入してくれることはあるのだが、それを除くと、実店舗とネットの重複客も少ない。店舗でのサービス同様、丁寧な心のこもったサービスを心がけ、発送時の段ボール箱にお店の写真や封入物を記載しわかりやすくしたり、ペットの名前を入れた手書きのメッセージカードを封入したり、二回目以降の申し込みを簡略化するためにFAX申込書を同封したりするなど、様々な工夫を凝らしているが、なかなか決定打が見いだせない。メーカーとの信頼関係を崩さないように安売りはしない方針のため、商品の具体的な良さを発信する、そしてペットに関する有益な情報を常に提供していくことで、最終的にはお客様の信頼を得ていければと考えている。仙台のお店には、ペットが自分から店内に入ってくるという。こうした心のこもった交流をネット上でも実現するため、日々、最新の情報収集に努め、常に革新し続けることを心がけている。

企業概要

運営会社:ハバナデー
代表者:店主 岡崎 行雄
住所:仙台市太白区鹿野2-16-16
業種:ペットショップ
取扱商品:生体・犬関連商品販売、ペットホテル、トリミング
(ネット)ドッグフードの販売
主力商品:プレミアムドッグフード

岡崎店主とミニチュア・シュナウザーの女の子